2004・03・20
会社に専用スクーター導入


レッツなスクーター
2日目



午前11時 メンテナンス開始。
スズキ車という初めてのバイクだったので 戸惑いながらも2時間ほどで分解完了。

各部のパーツをチェックしながらの分解だったので
ご覧のように 車庫はごっちゃごちゃ(笑)
参考までに チェックしながらじゃなくても いつもこうです。(笑)



はた目には?
通行人には この状況を見て 『ただ事ではない』と思うようです
通る人、通る人 驚きの声をいただきました。(笑)

あげくの果てはPCまで・・・もちろん流通経路は正規のバイクなので
問題はありませんでしたが 問題は私の対応にありました。 
『そんな目立つ車(PC) 向こうの方にとめていただけませんか?』と言うと
『なんか 慣れてるね?』  う・・・するどい&まずい!(笑)
作業中断20分の出来事でした



各部をチェック
問題点はエンジンにありました。
まず ガゾリンを入れてエンジンに火を入れてみました。
すると 引渡しを行ったときに聞いていた通りの異常音! 回転数に比例して異音がしました。
ん〜間違いなく クランクベアリングだ と確信しました。


原因も究明する
なぜこんな状態になったのか? 原因を突き止めておかなければ
再度このような事態が起こりかねません。
そこで 総長の最後の砦、唯一のバイク屋さん(ジョニー)に電話で聞いてみたところ
オーバーフローによりクランク内にガゾリンが入り込み ベアリングが固着。
という 私の中では経験の無話、 しかしよくある話と教えておただ来ました。
原因が分かれば対策は簡単。
オーバーフローを防ぐべき キャブレター部品の交換。 こまめなエンジン始動です。

シャーシは塗装の剥がれも無く問題なし。
続いてピストン!
開けてびっくり! なんじゃこのカーボンは・・・
こんなに凄い状態は始めてみました(笑)

ピストンリングやローラーベアリングも寿命・・・
でも 交換してたらきりが無いので
エンジン周りは清掃して このまま使用することにしました。
シリンダーヘッドも すごいカーボンでした。
プラグなどはカーボンが詰まっていて
よく動いていたな〜って思いました。

察するに このカーボンもベアリングの
固着の原因ではないでしょうか?
マフラーは限界!
始めて見る状況に混乱さえ覚えました(笑)

しかし 交換はしません。
焼いて焼いて再利用だ!
マフラー焼き焼き
今回はNSRと違い 小さい物なので
ガスであぶって終了。 作業時間は30分

う〜すげー煙 体に悪そぉ〜


参考)総長の作業場はひみちゅなのでお見せできません。
キャブレターは 外見とは正反対に綺麗!
中も問題なしでした。
ただ、オレンジ色の粉みたいな物が
あったのが気になりましたが・・・

オレンジ色の粉は ガソリンタンクが原因?
と思いましたが 
レッツのガソリンタンクはプラッチック製なので
原因は他にあるようです。
リードバルブ
久しぶりにインテーク近辺まで分解したのですが
ちっちぇ〜(笑) 
原チャって こんなちっちゃかったっけ?

もちろんガスケットも再利用。
 非常識な!!(笑)

お楽しみのクランク
一番 楽しみにしてたのがクランクです。
シリンダーヘッドとシリンダーを外して ベアリングの具合を見ようと空転させてみると 重い・・・
それに・・・ん? なんだ?
なんと、クランク室に混合ガソリンが満タン! 参った!!
げーよくエンジンかかってたな〜 でもキャブレターからはガソリンもれてなかったのに・・・
クランク内にガソリンが流れ込んじゃったのね・・・
近年のスクーターはインテークを使ってクランク室に入る仕組みなので
オーバーフロー時には このような現象が多く見られるのです。

蓄積
ずいぶん長い間 クランク室にあったと思われるガソリンでした。
粘度が ハチミツよりちょっとサラサラといった感じでした。
うわぁ〜 これは 大変なことになってる・・・・

クランクを割ってみました。
クランクは混合ガソリンの
ドブ付けだったおかげで 超綺麗!

しかし なんでこんなにクランクが焼けてるのかな?
まさか 燃焼ポートのタイミングズレ??
いや待て もともとこういう色なのかも・・・
やはり ベアリングでした。
シーリングも寿命・・・・
でも交換はしません。

潤滑剤代わりの混合ガソリンが入ってくる所に
焼けた跡・・・・・
そんなに熱もつのかな?
クーリングしきれてないのか?


これが問題のクランクベアリングです
なんか 見たことないものがこべり付いてます(笑)
プレッシャー系のトラブルかな?
回転させてみると、ゴリゴリ! ごりっ!!(笑)

さすがに交換しなきゃね。

ジェネレーター側ベアリング=6204
プーリー側ベアリング=6006

サスペンションは問題なし

あ!そうだ!
ノーマル車高ってのもかっちょ悪いから
ちょっと味付け!

サスのL寸法を30ミリほど 伸ばしちゃおっと。
プーリー&ウエイトローラーも問題なし
清掃してローラーベアリンググリス刺して終了。

このランププレートガイド 頭いい〜
Vベルトはすこし磨耗してましたがOK範囲。
クラッチシューも問題なし!

このまま使おう。
エンジンハンガーも問題なし
ブッチュ類も新品同様です。

かえって綺麗で怖いくらい。
スズキのクーリングファンって
ビス2個止めなんだね。

レッツは シートを開いたままだと
センタースタンドが降りないようになってる構造。
左画像がそのユニット部です。

盗難などに配慮して いじり止め型のボタンビスで
ねじ止めしてありました(3箇所)。

これは必要ないので取り外す予定です。
リヤタイヤはほぼ新品に交換。
なんと 2.75−10インチだと思っていたレッツですが
3.00−10インチでした。 がくーん!

幸い 新品に近い90/90−10があったので
それを入れました。
日も暮れたし、まだ外は寒いので
今後の事も考えて、整備部屋に移動しました。
(盗難車みたい・・・・)

これで 夜の作業もらくらくだね!

分解作業終了
まずは一段落。 磨耗パーツはタイヤくらいで助かりました。
交換部品はクランクベアリング・ガスケット・だけです。
あとはメンテナンスして完成! 色は・・・・やっぱり塗ろうかな〜

入荷待ち
現在は部品の入荷待ちです。
今週末には入ってくる予定なので すぐさま組み立てをしたいと思います。

整備部屋
整備部屋と言っても実はボイラー室なのです(笑) こんなこともあろうかと 片付けておいて正解!
広々作業部屋と思っていたのですが バイクを入れてみると思ったより狭く感じました。
しかしながら 原チャリくらいなら楽勝です。 床もタイル張りなので油対策も万全!
ただ入り口が狭いのが難点です。 単車は入りそうもありません(笑)



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